無限の愛☆永遠の想い☆
その後.俺達の間では楓の話しは避けていた。


あの時の颯太はやり切れない気持ちだったと思う。


何度か颯太の店で恭一とも会う事があった。


営業で忙しい恭一と会う事は滅多に無い事で…会うと店の奥で恭一と一緒に飯を食った。


飯を食っている時に一度だけ恭一が俺に言った事がある。


「楓ちゃんはお前が幸せにしてやるのが一番なんじゃねぇの?
お前の中で引っ掛かっている楓ちゃんの親父さんの分までさ…。
好きなのに別れるなんておかしいよ…。」


楓の為にと思って別れを選んだ俺は間違っていたのか?


それからずっと恭一の言葉が頭から離れなかった。
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