無限の愛☆永遠の想い☆
車が私のマンションの前に着く。


あっという間の時間だった気がする。


「ありがとう…。おやすみなさい。」


「おやすみはここで聞く気はない。
俺がこのままお前を帰すとでも思ってるのか?
着替え取って来いよ。」


私の顔を覗き込んで斗侑真が言った…。


私は大きく首を横に振る。


「だろ…。(笑)待ってるから取って来い。」


「うん!!」


車を降りて急いで部屋に戻った。


嬉しくて自然と涙が出て来る。


斗侑真と別れて今日までこの部屋
で流した涙とは違う幸せの涙。


着替えの用意をしながら涙を拭う。


「痛っ…。」


忘れていた頬の痛み。


鏡を覗くと腫れは引いたものの
ヒリヒリと痛みを感じる。


改めて篠崎さんの怖さを痛感した。


忘れていた昼間の出来事を思い出して体が震えた。


斗侑真が居てくれて良かった…。


用意が出来て下に降りるといつも
のポーズで斗侑真が待っていてくれる。


私は斗侑真の胸に飛び込む。


「早かったな。そんなに急がなくても俺は楓ならいつまでも待てるのに。(笑)」


「早く会いたかったから…。」


斗侑真が笑って頭を撫でてくれた。
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