私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
"ニャーン、、"
どこからか猫の声が私の耳に届く。
周りを見渡す私の目に
家の塀の上に尻尾をフリフリして
鳴いてる猫が居る。
ここの家の猫かな?
首には赤い首輪。
白い毛並みが綺麗で目が青い。
私を見ながら
"ニャー、、"
と鳴く猫はどことなく
その青い目がルイ君に似てるなと思った。
『君ここの家のコ?ルイ君に似てるねー』
ソッと喉を撫でると気持ちよさそうに
目を瞑る。
『男の子かなぁ可愛いね、君』
また目を開けるその猫はほんとに似てる。
『ルイ君も君みたいに一人だったら話せるのにね』
って猫相手に何話してるんだろう。
帰ろう。
猫にバイバイと手を振って帰り道を向き直す
『そんなにその猫俺に似てる?』