私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる




でも、一向に帰らないファンの子達と
一向に気づかないルイ君にしびれを切らして



『ルイ君っ、、』



その集団に声をかける。


厳密にはルイ君にだけど。



『あ、、良かった』



ボソッと呟くルイ君。


頭に疑問符が浮かぶけどファンの子達の
鋭い睨みが今日も刺さり
やっぱり狼狽えてしまう。



ルイ君は周りのファンの子達に

"帰るからごめん"

そう言って私の元へと来てくれた。


やっぱりファンの子達の前は優しいルイ君
なんだなぁ。


なんて改めて実感する。


私の前はなぜか違ったルイ君だからね。


主に冷たいルイ君だったんだけど、、








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