私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
背中にファンの子達の痛い視線を受けながら
私はルイ君と歩き出す。
嬉しい、、と優越感に浸ってしまったのは
仕方ないよね、、?
『はぁー、、緊張しちゃう、、』
『緊張?』
ポロッとでた私の言葉をすぐ横にいて歩く
ルイ君はもちろん拾う。
『あ、、だって、ルイ君のお家行くんだもん、それにお母さんに変な子なんて思われないかなーとか、、』
『変な子なのは仕方ないから諦めたら?』
『うぅ、、ルイ君ひどい』
『ふっ、、』
微かに笑うルイ君は顔を見せないよう
私がいる方とは反対の方へと顔を背ける。
笑ってるその顔、、見たいのになぁ。
『着いたよ』
ルイ君のお家の前で立ち止まる
ふーっと深呼吸する私をよそに
さっさとお家に入ってしまうルイ君。
『入らないの?』
『は、入ります‼︎』
玄関を開けてそう聞くルイ君に
そう返して急いで中に入る。