私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
『ルイが女の子連れてくるなんてなかったもんねぇ。そーゆーことかぁ』
『どーゆうことだよ』
『いつから?』
『なにが』
『いつから付き合ってるの?』
『えっ!!!』
『はぁぁ!?』
ルイ君と重なる。
つ、付き合ってるって、、
『あ、有り得ません!つつつ付き合ってません!』
『えーそうなの?』
否定する私に、えー?と首を傾げる。
誤解されるのはルイ君にとっても嫌だと思うし
それに、あんなことがあった後だから
その話しには敏感になってしまう。
『わ、私が一方的に、、その、、』
あぁ、私は何を口にしてるんだ。
『付き合ってない。早とちりしすぎ』
そんな私の言葉を遮りそう答えるルイ君。
チラッと見たルイ君は少しムスッとしていた。
ように見えた。
私が一方的に好きです
ルイ君が好きですって
言おうとしたから?
『ちぇっ、葵ちゃんなら全然歓迎なのにぃ』
口を尖らしてそう言うお母さんに
『あんま遅くなると迷惑だし、送ってくる』
そう言った。