私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
家を出て、しばらく沈黙のまま歩く私とルイ君。
いつもは私がルイ君の家の前でバイバイしてたから
なんかすごく新鮮。
だけどなぜか不機嫌そうなルイ君に
私の頭の上にははてなマークが浮かんでる。
『あ、あの、、ルイ君』
『、、、なに』
『怒って、、ますか?』
ストレートにそう聞いてしまう私は
すぐに後悔。
怒ってるって言われたらどーしよう。
勘違いされたことに怒ってたら?
解決案が浮かばない、、。
聞かなきゃ良かった、、と。
『そう見えるならそうじゃない?』
私を見ずにまっすぐ前を見て歩くルイ君。
、、、怒ってるんだ。
せっかく、ルイ君のお家に行けたのに
せっかく、少しルイ君との関係が前に進んだかな?なんて
淡い期待を持ってた私。
低くなっていたルイ君との壁が
一気にまた高くなった気がする。
『、、な、なんで、怒ってるの?』
考えても考えても分からないこの
ダメな私の頭。
理由が分からないから聞くしかない、、
『、、、さぁ』
『、、教えて?』
『、、嫌』
そ、そんなはっきり嫌って、、。