私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる


あー、、、


駄目だ、、。



最近、嬉しいことがあった分。


距離が近づいたと思った分。


その反動が大きくて今の私には
グサグサっと胸に刺さる。


『ふっ、、ぅっ、、』


耐えろ、、耐えろ私。


っていっても勝手にでてくる涙には抗えない。


ばれないように声を抑えて
少し後ろを歩き手で涙を拭う。


振り向かないで。



という気持ちは届かず

クルッと振り向くルイ君。



そりゃあいきなり横を歩いてたのに
後ろを歩きだしたら気づくよね。



『、、山川?』


ピタッと止まる足。

私も同時に足を止める。


『おい、、?』


反応せず下を向き続ける私。

だって今顔をあげたらバレちゃう。



『はぁ、、』



ルイ君のため息がやけに大きく耳に残る。

面倒くさがられた?

そうだよね、、


なんてどんどんネガティブになってくる。



少し近づいてくるルイ君は
また足をピタッと止める。



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