私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
『泣きすぎ』
『だってぇ、、ルイ君がぁ~、、ばかぁ~』
笑うルイ君の前でひとしきり泣いた私。
こんな嬉しいこと言われるなんて
こんなドキドキするなんて
予想してなかった。
『、、ルイ君、、好きだよ、、?待つ、、ずっと待ってるから』
気持ちを落ち着かせて
一呼吸してしっかりと返事をする。
これまで頑張ってきたんだもん
待てって言ってくれるなら
喜んで待つよ。
ルイ君が私を好きだと言ってくれるかは
まだその時にならならいと分からないけど
けど、期待してしまってる私。
ルイ君が私の前でこんなに優しく笑うんだもん。
仕方ない、、。
『ん、、』
そう返事が帰ってきて
進行方向へとまた歩き出す。
『あ、ルイ君、、手、、』
まだ繋がれたままの左手に視線が行く。
『ん?、、嫌?』
『ふぇぁ、、とんでも、、ないです、、』
『ははっ、なにその声』
嫌?なんて
嫌なわけないのに、、ルイ君ずるい、、。