私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる



『そんなこと、俺が許さない』



その言葉と同時に


ルイ君の顔が近づいてくる。


固まってしまう私の顔にルイ君の髪の毛がかすり
シャンプーの匂いかな?

甘い匂いが鼻をかすめる。



『、、んっ、、』



唇には柔らかい冷たい感触が伝わってきて

心臓がさっきなんかと比べ物にならないくらい
ドクドクと激しく脈打つ。


なに、、?



今、、キスされてるの?



なんで、、?



頭の中で疑問が浮かび上がるけど
考えれるほど余裕はなくて


何回も離れては触れるその感覚に


段々と頭の中が真っ白になる。


全神経が唇に集中して


体が火照ってくるのが分かる。


名残惜しそうに離れるその唇に

もっと、、して欲しい、、

って思ってしまったことに恥ずかしくなった。



離れる時にルイ君と目が合って
まっすぐなその目に胸が反応する。



『、、っ、、その顔、、やばい』


パッと先に目を離したのはルイ君だった。


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