私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる


まだボーッとしてしまってる私。


そんなルイ君の声なんて届かなくて


触れられた唇が熱く火照って


あぁ、、キス、されたんだ、、。



理解した途端一気に熱が頭まであがってきて
きっと茹でたこみたいに真っ赤になってる。



『ル、、ルイ君、、あの、、』



『山川が悪いんだからな、、』


左頬を触れていた手が今度は
髪の毛に触れて、頭の上に移動する。


ポンポンと優しく叩かれると
今度はわしゃわしゃっと髪の毛を触られる。


『私が、、悪い、、?』



『ん、、』



ルイ君の行動に言葉に理解が追いつくはずもなく

理解してませんっ

て顔してた私を見て今度はフワッと笑った。


えぇー、、


なんか今日百面相だよ、ルイ君。



『俺、嫉妬したみたい、、あいつに』



『嫉妬、、?』



『俺の事好きなのに、あいつと仲良く帰ってるし、触られてるし』



淡々と話し続けるルイ君


嫉妬ってあれだよね、


いわゆるヤキモチって、やつだよね、、


うそぉ、、


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