私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる

『それ見てたらなんか苛ついて、山川にも腹たってきて』



『えぇ、私にも、、？』



『隙ありすぎなんだって、さっきみたいに』



そう笑うルイ君は
ニヤッと苛めるような笑顔で私を見る。

その顔に不覚にもドキッとしてしまう。


『わ、私は、、ルイ君が好きだよ、だからルイ君にしかされてもドキドキしないよ、、？』


弁明するように本当のことを伝えようと
必死な私。


勘違いされるのは嫌だし、、

ルイ君の言った通り隙があるのかもしれないけど

ドキドキするのはルイ君にだけだから。



『っ、、そ。でもちゃんと危機感もって』


『はい、、』



『俺知ってるから、あいつが山川に告白してたの』


『えぇぇ！』



予想外の言葉に驚いてしまう

きっと顔やばかったと思う、、。


『だから余計、、イラついた』



『知ってたんだ、、で、でも今は友達だよ？』



うん、友達。


そう、言ってくれたし応援してくれてるし。