私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる


んーーっ??


記憶を呼び起こすも
私の記憶にはないようで。


『わかんない』


『あんた夏休み始まることしか頭になかったもんね』


呆れ顔のみさりんはため息をつく。

そんなみさりんは置いといて
私はその人だかりへと近づく。


野次馬本能というものはきっと
誰にもあると思うわけで

153センチという低身長を活かし
人混みをかき分ける。


うしろで

『ちょっと!なにしてんの?』


というみさりんの声が聞こえた気がするけど。



あまりにも強引に突き進んでしまったのか
足がもつれ前のめりに倒れてしまう。




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