私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
みさりん、、?
『ふざけんな。葵がどんな思いで頑張ってるか分からないくせに』
『、、はぁ?』
『あんたらに葵の何がわかんの?あんたらに松崎の何が分かってんの?』
すごく、すごく怒ってる。
後ろからみさりんの顔が見えないけど
でも声がすごく怒ってて、震えてる。
『嫌いとか諦めろとかあんたらが決めること?たかがファンの分際で何言ってんの?葵が松崎を好きなこと、バカにすんな!』
そう言って私の手を掴む
『行くよ葵』
最後にみさりんはファンの子達に
今度何かしたら許さないから。
そう言って私を引き連れてその場から離れた。
私はもう我慢できなくて
我慢してた涙が溢れてきてしまった。
自分に対する何も言えなかった悔し涙と
みさりんに対しての嬉し涙。
ごっちゃになって訳がわからなかったけど
でもきっと嬉しさの方が勝ってたと思う。
教室に着いた後、みさりんは何も言わず
一緒に机を綺麗にしてくれた。
『ありがとぅ』
そう言うとみさりんはいつもの笑顔で笑って
"葵は今のままでいいんだよ"
そう言ってくれた。