私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
いたっ、、
はずだったんだけど
私は誰かの胸あたりにぶつかってしまった。
『ご、ごめんなさいっ』
慌てて謝る私はぶつけた鼻を押さえながら
上を向く。
『、、、うわっ!?ルイ君!』
『何その反応、人を化物みたいに』
明らかに不機嫌になる顔。
でも居るはずのない
あり得ない人が目の前にいるのは
誰でもびっくりすると思うんだけど、、
『あ、ごめんなさい』
謝るけどね。
ルイ君は私の言葉を聞くと
校門の方へと体を向け歩きだす
んー?
なんだったんだろう。
追いかけるべき?
いや、やめるべき?
頭の中で葛藤しながら
ぼーっと立ちすくしてた私は
振り返るルイ君と、目があった。