私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
後ろではドアの閉まる音。
いつもはルイ君が家の中まで入るのを
見ているけど振り返ることもできなかった。
ドキドキとモヤモヤが入り混じって
変な気持ちを抱えたまま
私は家へと帰った。
家へ帰る途中、
さっきの事と、リーダーの子の事が
ずっと頭の中に残って
一気に沢山のことが起きすぎて
私のこの馬鹿な頭じゃ整理しきれない。
だから助けを求めた。
『もしもし!ごめん、遅くなった』
部活の終わった後急いで着替えて
電話してくれたんだろうな。
少し息がきれてる。
お風呂から上がった私はベッドの上で
横になっていた。
『大丈夫、ごめんね、みさりん』
『何があったの?』
私はみさりんに今日あったことを一から
話しはじめた。