私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる



また人だかりの外へと追い出された私。

毎回毎回邪魔してくるファンの女子に腹が立つ。



少しくらい私だって
近づいてもよくない??


ルイ君はあんた達の物じゃないし!


ま、私のものでもないけど、、




こんなのいつまでたっても
ルイ君とお近づきになんてなれないじゃん!


わたしは外で憧れの存在♪
なんて指咥えて待ってるなんて無理!


そんなの全然楽しくない!



さっきと同様、大きく息を吸い込む。

そして




『ルイ君!!私、葵っていうのっ!覚えてください!!』




そう人だかりに向かって大声で叫んでやった。


関係のない人までもが私を見るけど
ファンの女子がこっちを見る
そりゃあ怖い目をして。



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