私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
エスカレートはしてないものの
少し前の一緒に帰ってた日が遠い遠い
まるで夢のように有り得ない事になっている。
『でもさぁ?前より一人の率高いんだからチャンスじゃない?』
確かにみさりんの言う通り。
あれからあの事が原因なのか
はたまたルイ君が何かを言ったのか
私には分からないけどルイ君の周りにファンの子達
が居ない時ができた。
友達と笑って話してたり
一人で帰っていた時も。
だからチャンスだと思って追いかけるんだけど
いつも一足遅く、ルイ君が行方不明になる。
『なんだろう、前よりルイ君が遠い、、辛い、、』
『頑張れーーー』
『めっちゃ棒読みだ、、』
手をフリフリしながら
ため息混じりのみさりん。
応援してくれてるんだろうけど
たまに素っ気ない。
そこがまた良いんだけどね!
『応援してるよ、葵だもん、大丈夫』
冗談だよ
と笑うみさりんの言葉で気合いが入る。
『よし!行ってくるよ!』
『えっ?今っ?ちょっ、葵ぃ~、、』