私が貴方を好きになればなるほど貴方は私を嫌いになる
その人だかりを後にして私は教室へと戻る。
『葵って、ほんとポジティブだよね』
ため息混じりのみさりんの言葉に
私はそう?と答える。
ポジティブ、、なのかな?
でも多分ネガティブじゃルイ君に
恋なんてできないよきっと。
『あんなのただ王子様扱いされて調子乗ってるだけじゃない、どこが良いの』
みさりんはルイ君が嫌いなようです。
でも私は大好きです。
そして好きなところは
『ルイ君の目が好き』
だって一目惚れだもん。いわゆるね。
『目って、、青いだけじゃん』
『違うよ!なんか吸い込まれるっていうか
こう、ビビッときたの!』
『あのファンの女子と一緒で顔じゃないの。関わりないん
でしょ』
ぐさっと突き刺さる一言をみさりんは
平気で言ってくる。