幼なじみ
「日向…?どうして…?」
5年前、小学校6年生の時両親の仕事の都合で東京へ引っ越して行った幼なじみの本城日向だった。
「お前うちのお袋に泣いて電話してきただろ?」
そうだった…。身内のいないあたしは無意識に日向の家に電話してたんだった。
「ほんとはお袋と親父が来るはずだったんだけど急に仕事でパリに行く事になって。」
日向のお父さんは某有名なブランド会社の社長でお母さんはその会社のデザイナー。超多忙な2人なのだ。
「それで日向が来てくれたんだ。ありがとう。」
5年ぶりに会った日向は背が伸びてなんだか男らしくなってた。
「それよりお前これからどうすんの?」
「えっ?…あぁ、学校辞めて働くしかないかな。」
そう、あたしはこれから1人で生きていかなきゃならない。学校なんか行く余裕はない。
「東京に来いよ。」
5年前、小学校6年生の時両親の仕事の都合で東京へ引っ越して行った幼なじみの本城日向だった。
「お前うちのお袋に泣いて電話してきただろ?」
そうだった…。身内のいないあたしは無意識に日向の家に電話してたんだった。
「ほんとはお袋と親父が来るはずだったんだけど急に仕事でパリに行く事になって。」
日向のお父さんは某有名なブランド会社の社長でお母さんはその会社のデザイナー。超多忙な2人なのだ。
「それで日向が来てくれたんだ。ありがとう。」
5年ぶりに会った日向は背が伸びてなんだか男らしくなってた。
「それよりお前これからどうすんの?」
「えっ?…あぁ、学校辞めて働くしかないかな。」
そう、あたしはこれから1人で生きていかなきゃならない。学校なんか行く余裕はない。
「東京に来いよ。」