ドSなご主人様
俊side
両親は仕事で海外にいる
年に1度帰ってくるかこないかぐらいだ
17の俺も両親の仕事を手伝っている、仕事は苦じゃないしどちらかというと楽しい
昔から金目当てでよってくる奴は腐るほどいた
だから信用できるやつしかそばに置かない
葉山あき―
本人は覚えていないだろうが小さい頃に会っている
活発で太陽のような笑顔の彼女にあの日俺は助けられた
それ以来会うことは無かったが俺の中であきの存在は大きかった
困っていたら助けたいと思った
ふとどうしているのかと要に調べさせたら案の定あきが一人暮らししているアパートの家賃は払われておらず、あげく追い出されたらしい
俺が助ける番、か
覚えてないだろうな
どんなふうに成長してるだろう
あの時のような美しい笑顔をもう1度見れるだろうか