ドSなご主人様
高級車に乗ること30分


なにこの豪邸…


目の前にはお城のようなみたこともない豪邸が広がっている


「来い」


「あ、はい」


どうやらここがこの王子様の家らしいけ
ど大きすぎない?


いや車の時点でお金持ちって分かったけどここまでとは思わないじゃん…


庭をぬけると玄関らしき門のところに人が立っている


「おかえりなさいませ俊(すぐる)様」


「ああ」


「そちらの方は…ああ、葉山あき様ですね?」


え、だからなんで私の名前知ってるわけ…


私って実は有名人だったり?


「様だなんて…はい、葉山あきです、お世話になることになりました」


「お話は聞いております、さぁ、中へどうぞ」


「要(かなめ)、こいつのことはお前に任せた」


「かしこまりました」


要と呼ばれた執事らしき人はすっごいかっこいい女の人だった


あんなかっこいい女の人見たことないんだけど


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