吉岡のばかっ!〜大嫌いなはずなのに〜
第1章

忘れてきちゃった!

「うぅ〜。寒い!」
「うん、おもった寒い死にそう」

冬真っ最中の帰り道はやっぱり寒いなぁ…
はやく家に帰りたい!

あたしは 高校2年生の佐藤莉亜!現役高校生ってやつ!
あたしが自慢できる所っていえば、、
このくりっとした大きい目に
黒髪一切無しの茶髪のロングヘアーかな!
って自分っていうのもなんだけどね!
で、あたしの隣にいるのが
あたしの親友の 松田みの
この子はほーんとに可愛くてでもすごい塩対応なあたしの自慢の親友!
みのの、このきりっとした切れ長だけど大きい目は誰もが羨ましがるほど綺麗。
髪型は肩につかない程度のボブヘアーでみのもあたしと一緒ですっごい茶髪。

っとあれ?なんか大切なもの忘れた気がする…

もしかして…!!

「あっ、えっ、やっばぁぁあ!」

「なんだよ莉亜、いきなりうっさい」

「ねえ、忘れちゃった!教室に置いてきちゃった!やだ!やだやだ…!!」

「とにかく落ち着こうね。それで?何を忘れたの?」

「町田先輩にもらった、キーホルダー…!忘れちゃったよぉおお」

「はあっ!? なんでそんな大切なもん忘れんだよ、はやいうちに取りに行くよ」

「うん当たり前じゃん!はやく走って!みの!」

「なんで忘れた莉亜がいうんだよ!」

「もういいでしょ!」

あ、町田先輩っていうのは
あたしが高校1年のときから片想いしてる相手。
先輩は元バスケ部エースでもう引退しちゃったんだけど
あたしが廊下で町田先輩と正面衝突した時に
すっごい心配してくれて好きになったんだよね。
そこから仲良くなって今日先輩から修学旅行のお土産としてもらったキーホルダーを忘れちゃったの!!!!


学校到着_

「はぁ…はぁ、はぁ、はぁ……」

「や…っと…ついたよ…莉亜…はぁはあ…」

「そうだ…ね…」
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