千日紅の咲く庭で
気がつけば、もうとっくに日付は変わっていた。
身体はもうくたくただと思えるほどに疲れきっているはずなのに頭は冴えわたっていて、今夜は眠れそうにない。
つけっぱなしのテレビをなんとなく岳と見ていたのだけど、もう番組は深夜の通販番組に切り替わっていた。
岳だって疲れているはずなのに、私に付き合ってくれているのが分かるので申し訳ない。
だって、さっきからもう何度も欠伸しているんだもん。
チラリと岳の横顔を覗きこんだら、「何?」と眉間に皺を寄せて尋ねられた。
「岳、寝ないの?」
「眠くないから。」
もう、嘘ばっかり。
身体はもうくたくただと思えるほどに疲れきっているはずなのに頭は冴えわたっていて、今夜は眠れそうにない。
つけっぱなしのテレビをなんとなく岳と見ていたのだけど、もう番組は深夜の通販番組に切り替わっていた。
岳だって疲れているはずなのに、私に付き合ってくれているのが分かるので申し訳ない。
だって、さっきからもう何度も欠伸しているんだもん。
チラリと岳の横顔を覗きこんだら、「何?」と眉間に皺を寄せて尋ねられた。
「岳、寝ないの?」
「眠くないから。」
もう、嘘ばっかり。