本気の恋
その想いが言葉として出る前に、あたしは宏太先輩に思いっきり抱きついていた。

初めてだった。
そんなことしたの。

今までは、ただ・・・手をつなぐだけ。
それも、宏太先輩からだった。

自分でも驚いているあたし。

そしてもっと驚いていたのは、もちろん宏太先輩だった。
< 110 / 208 >

この作品をシェア

pagetop