本気の恋
何時間話してたんだろう?

もう外は、だんだん暗くなってきて、夕日が空をオレンジ色に染め始めていた。

「もう、こんな時間になっちゃいましたね。そろそろ戻りますか?」

そう言って花恋が立ち上がった時、俺は花恋の手を引っ張って止めた。

「えっ?!」

かなりびっくりしてる感じ。

「ちょっと待って。俺、今日・・・花恋に伝えたいことがあってここに来たんだ。」
「伝いたい・・・こと?」
「そう。だから、聞いてくれる?」

俺の手・・・震えてる。

「はい。」

そう花恋が言った時、俺はお前を俺のものにしたいって強く想ったんだ。
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