本気の恋
時間はあっという間に過ぎ、もう下校時間。

「花恋、一緒に帰れるかな?駅まででもいいんだけど・・・」
「ぁ・・・うん。たぶん、大丈夫。先輩に聞いてみるね☆」

先輩と口にした瞬間、真奈の顔がニヤけた。

「花恋、彼氏さんいるの?」
「えっ?!」

焦るあたし。

「いるんだぁ~♪じゃぁ、真奈は邪魔だね。」
「違う違う!!彼氏・・・はいるけど、邪魔じゃないから!!一緒に帰ろう。」
「紹介してね」
「もちろん♪絶対にあげないけどね」
「もらう気ないから~」

そんなことを話している時だった。
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