彼女はただの隣人(仮)




『これ美味しい!』


『凌くん天才だね!』


『凌くん』

『凌くん!』




そう言って俺の作った料理を食べる彼女



美味しそうに食べる彼女の表情は幼い少女のようだ


リスみたいに口に頬張ってもぐもぐしている

俺は気づかれない程度に小さく笑う



なんだが胸のあたりが温かいと感じる

不思議だな、人と関わるのはあまり好まない性格なのに、この子には不思議と心を開いてる気がする


そしてまた温かい気持ちになる

心地よく、気持ちが良い







〜♪〜♪♪〜♪♪



そんな気持ちをよそに俺を現実へと引き戻すかのように着信音が結構な大音量で流れだす



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