彼女はただの隣人(仮)
気持ち悪るがられるだろうか
引かれるのではないだろうか
ただの隣人にここまでされたら引くよな
そもそも留守かもしれない
もしかしたらもう食べたかもしれない
ていうか、俺はこんなに面倒見のいいやつではないはずだ
うん、やめよう
そして俺は部屋へ戻ろうと歩き出す
その瞬間
ガチャ
彼女の部屋のドアひらく音がした
振り返るとそこには部屋着で財布を片手にもつ彼女の姿を捉えた
彼女もすぐさま隣にいる俺に気づくと笑顔で
「凌くんおはよ!なにしてるの?」
と問いかけてきた