彼女はただの隣人(仮)
はあ、今日バイト忙しかったな
帰ったら即行布団で寝たい
でも確か明日までの課題があった気がする
めんどくさいなあ…
あくびをしながらそんなことを考えてアパートの階段を上る
「ねえ待ってよ、出てくってなに?」
「お前とは付き合ってらんねえ!!」
突然のでかい声に俺は思わず足を止める
「何それ、なんなの突然!」
「突然じゃないだろ!学校なけりゃ家でゴロゴロして、料理も掃除も何もしない。…それにお前すっげえわがまま。
付き合ってられるかよ!!
…じゃあな」
イラつきを感じさせる足音で俺とすれ違い階段を降りてく男