彼女はただの隣人(仮)
「…凌くんもそういう経験あるの?」
「ないよ。
ないからそういうの凄いなとは思う」
「そうなんだ…」
「多分君のいいところは素直で人懐こいとこなんじゃない。ただたんに単純なバカなだけなのかもしれないけど」
「えー、なにそれ!凌くん酷い!」
なんて、お互い笑いあう
さっきまで落ち込んでたのが嘘のように明るい彼女。
そして、また温かい気持ちになる
この子は夢の中でも現実の今でも、こうやって俺の心に寄り添うんだな
「あ、ジャスミン茶おかわりー!」
「はいはい」
俺は彼女のコップをとりジャスミン茶を注ぎへいく