彼女はただの隣人(仮)




これを七美や洋平に話したら

運命だどうだとまた騒ぎたてるんだろうか



そう思うと、なんとなくだが、今ここで彼女と会ったことは言わないほうがいいと思った





「ねえねえ凌くん、なに食べたらいいかな」




隣から発せられた声に振り向くとさっきより近くに立っている彼女




「食べたいもの食べればいいんじゃない」


「決まらないから聞いたのに、凌くんはなに食べるの?」



「んん〜、パスタかな」

「あーいいね!じゃあ私もパスタにする」



やっぱりこの人は単純だなと感じた


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