彼女はただの隣人(仮)
「カルボナーラは作ったほうが美味いよ」
「凌くんカルボナーラ作れるの?!すごい!」
いや、カルボナーラなんて誰でも作れるでしょ
カルボナーラだけじゃないけど、パスタなんて作ったほうが安いし、美味いよ
なんて言いながら、俺もペペロンチーノ買ってるから人のこと言えないわ
「ねえねえ、今度作って!カルボナーラ!」
「え?別にいいけど」
「やったー!楽しみ!」
部屋の前に着いて、俺は自分のペペロンチーノとチョレギサラダを取り出し彼女の分のパスタたちを渡す
「じゃあね、村上さん」
「え、あぁ…うん。じゃあ…おやすみ凌くん。これありがとね!」
そう言って袋をプラプラさせる
「うん。おやすみ」
そう言って鍵を開けて部屋に入る