愛欲
休憩時間、私はペットボトルの水を飲んでいた。
清涼飲料水の飲み過ぎはカラダに良くないとか思って、最近は水を飲むようにしていた。
水を飲んで一息ついてから、次の科目のテストの準備にとりかかった。配布していると、浜野君の机に同じ水のボトルがあった。
まさかと思って私がボトルをおいた場所に目をやると、ボトルはなくなっていた。すかさず聞いてみる。
「浜野君、それ私のじゃない?」
あっけらかんと彼は答える。
「うん。そーだけど?飲んでいい?」
私はムキにイヤ!!なんて言うのが子供くさいと思ったし、どうせ彼は飲めないと思ったから
「飲めば?」
としれっと言ってみた。それと同時に彼はボトルに手をのばし、水を一気に飲み干した。私は予想外の展開に何も言えなかったが、彼が発した言葉に心奪われた。
「オレ、なんでこんなことが嬉しいんだろう…」
清涼飲料水の飲み過ぎはカラダに良くないとか思って、最近は水を飲むようにしていた。
水を飲んで一息ついてから、次の科目のテストの準備にとりかかった。配布していると、浜野君の机に同じ水のボトルがあった。
まさかと思って私がボトルをおいた場所に目をやると、ボトルはなくなっていた。すかさず聞いてみる。
「浜野君、それ私のじゃない?」
あっけらかんと彼は答える。
「うん。そーだけど?飲んでいい?」
私はムキにイヤ!!なんて言うのが子供くさいと思ったし、どうせ彼は飲めないと思ったから
「飲めば?」
としれっと言ってみた。それと同時に彼はボトルに手をのばし、水を一気に飲み干した。私は予想外の展開に何も言えなかったが、彼が発した言葉に心奪われた。
「オレ、なんでこんなことが嬉しいんだろう…」