成人済み女のオタク的な日常
私のクラスは6年2組。席は軌跡的にドアの近くの一番後ろ。
翔太くんとは最悪な事に同じクラスになってしまった。
複雑な心境でいると新しい担任の先生が入ってきた。
メガネを掛けていて笑った顔が不気味な男の先生。
女子生徒からは人気がある若い先生だった。
女子生徒がギャーギャー騒ぎ男子生徒はブーブー文句を言っているのを横目に私は机の木の木目を眺めていた。
先生が出席を取り、自己紹介を始めた。
先「6-2の担任になった田中だ!今年卒業の皆と最高の思い出を作りたいと思っている!1年間よろしくな!先生の事は好きに呼んでくれ!」
目を見開き自己紹介を終えた先生はこれからのスケジュールについて話し始めた。
相変わらず教室はうるさいままで気が遠のいて行く感覚に襲われ気付いたらホームルームは終わり新学期初日は終わっていた。
みんな帰りの支度を始めている。
私も帰り支度をして1人で家までトボトボ歩いて帰った。