成人済み女のオタク的な日常
小学校2年生の夏休み明け
夏休みの課題の貯金箱。不格好な貯金箱が並ぶ中でどう見ても子供が作った者ではなく大人が作ったと思われる作品がチラホラ提出された。
次の日廊下に飾ってあった。
出来すぎている貯金箱は全て故意的に壊されていた。
その時は大問題になり、2年生は全員一人一人個別で呼び出され面談が行われた。
当たり前だが犯人は見つからず
長々と学級会で犯人探しが始まった。
こんなにくだらない事で居残りするはめになり、
しかも先生には怒鳴られクラスメイトはみんな目を伏せている。
こんな状況ってだけで疲れてしまう。
その時私は妄想を始めたのだ。
自分が魔法使いだったら…
こんな妄想誰でも1回はした事があると思う。
ただ私はそこからどんどんどんどん
妄想が広がりとまらなくなった。
もう一人自分がいるような感覚だった。