既婚者社長に溺愛されて!?~9/20に新たに修正済み~

合コンで!?


 しかも今夜の予定を聞いてくるし……。
とにかく今夜は、待ちに待った合コンの日だ。
 邪魔される訳にはいかない。

「いえ。今日は、予定が……」

「…あぁ、そうなんだ。それなら仕方がないな。
よし。これは、OKだ!」

 そう言うと何も無かったかのように書類を返された。
社長にしては、珍しく諦めが早い。
 いつもなら嫌になるぐらいに粘るのに…。
何だか不信感を抱いてきた。

「……何だ?俺の顔に何かついてるか?」

「あ、いえ……何も」

 まぁ今夜は、邪魔をされたくないので助かった。
下手にツッコむとバレるのでツッコまずに黙っておこう。
 いい人を見つけて結婚をしたらあんな噂が無くなると思うし……フフッ。
そのためにも今夜の合コンは、頑張らなくちゃあ!

私は、密かに意気込んで合コンに望んだ。
 そして仕事を終わらせると駅近くにあるお洒落な
居酒屋に向かう。すでにエリートそうな男性が数人居た。

「どう?なかなかのエリート達を集めたみたいよ」

「…うん。何だか緊張するわね」

「フフッ……気合い入るでしょ?」

 香奈子も乗り気のようだ。
意気込んだけど、いざ目の前にすると緊張してしまう。
 全員集まるとまず順番に自己紹介をすることになったのだが。

 医者に弁護士。それと公務員まで仕事は、様々だった。
 全員同じ名門大学らしいけど、よくこんなに集めたものよね?
 そうしたら1人の医者をしている男性が隣に座ると
私に声をかけてきた。

「佐久間さんだっけ?君って秘書をやっているんだって」

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