うちは警察。あんたは暴走族。

亜美は事故った時の怪我とぶつけた時の痛みでダブルパンチを食らった。



「だ、大丈夫?」


莉羽の声がした気がした。
うちは全力で顔を上げて声の主を確認した。



「莉羽…っ、良かった。」



亜美は、莉羽が生きていた嬉しさのあまりに抱きしめた。

「あっ…」

うちは、はっとあの時のことを思い出し手を離した。
それに莉羽は少し驚きつつ安心させるように亜美の頭を撫でた。


莉羽は亜美から離れ部屋を出ようとした。


「行かないで。」


亜美が言い放った。
莉羽は振り返り、
「売店に行くだけだぞ?」
と言った。

それでも、亜美はここで行かれたら
永遠に離れていってしまいそうで怖かった。


莉羽は、仕方ないという風にため息をついた。
それがまた亜美を不安にさせた。




「好きだよ」



そう言って莉羽は、亜美にキスをした。
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