うちは警察。あんたは暴走族。
少しの間があった後に涼真は焦った顔して言った。


「ご、ごごご合コンですか?!」


あー、行ったことあるはずないじゃんなぁ
こんなんじゃなぁ。


「ごめん、ないよね」

「そ、そんなこと...ななないですよ」


ん?なに????



「ご、合コンぐらい行ったことあります...よ!」



なんで、涼真行ったことあんの?!!

「ーーですか...」


え?
なに?聞こえないんだけどガチめに。

「なに?」

「合コン...行くんです、か?」


涼真は深刻そうな顔で質問をしている。
なにもそんな深刻な問題じゃないじゃん!


「ちょっとね」
そう答えた亜美に涼真は少しムッとした顔をした。


「なによ、文句あんの?」
「い、ぃぃや、その...」


めんどくさい。
別にうちのことじゃん。

涼真に関係ないし。


「そ、その僕...」
「うるさい、涼真に関係ないでしょ!
じゃあうち帰るから」


そう言って亜美はバンッとテーブルに代金だけ置いて店を出た。
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