異世界の女神様
でも、このままでいいのかな…?

カムイはこの国の王子様だし、私みたいな異世界から来た女と一緒にいたら、国の人達が納得しないんじゃないのかな…?

カムイが言った、“あの魔女”の再来っていうのもすごく気になる。



「どうした?変な顔してるぞ?」
色々考えていたら、カムイの顔が目の前にあった。


「一人で考え込むなよ?何でも訊いていいから。」
カムイはそう言って頭を軽く叩いた。


カムイのこんな何気無い動作が好き。
今は、今はこのままでいい。
例え先が暗闇だとしても…








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