異世界の女神様
ある満月の夕方、ラティスは何時ものように町へとおりた。

ラティスが町へとおりる日、町の人はいつもラティスを避けるかのように家から出ようとはしないし、ラティスを見たらすぐに家へと帰る。


しかし、この日は違った。

町が妙に騒がしいのだ。

ラティスは不思議に思いながらも町の中心へと向かった。


町の中心は、多くの人で溢れていた。誰もラティスが居ることに気付かない。

ラティスは耳を澄ませて飛び交う会話に意識を集中させた。




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