異世界の女神様
町の人が皆、“獣が出る”と恐れて近付かないこの森の中心には綺麗な湖がある。
湖には満月が映し出される。

「どうか、私に力をお与え下さい。この町の人を守るだけの力を…。」
ラティスは湖の辺りに膝をつき、輝く満月に祈った。


そして、眩い光がラティスを包み込んだ。

その光は一瞬だったけれど、確かにラティスに力を与えた。
 


 
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