隠れ御曹司の恋







教室にはもうかなりの人が席についていた。

黒板には席順の紙が貼ってあって、見に行くと私は真ん中よりちょっと後ろぐらい。

ゆぅは私の斜め前で、アキはその隣だった。

3人とも席が結構近かったので嬉しかったんだけど、私の前の席の人が宍戸くんだってことに気づいて、思わずため息をついてしまった。

「おい、なな、なんでため息ついてんだ…ってあぁ、まあ、なんていうか、どんまい」

「どんまい。じゃないよ〜、なんでこうなるんだか…」

別に宍戸くんを毛嫌いしているわけじゃなくて、なんとなくモテててチャラい人っていうのが好きじゃなれないんだよね。友達としてならまだ話せるかもしれないけど。

そんなことを考えていたら、宍戸くんと轟くんがやってきた。
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