隠れ御曹司の恋
「知らない!うるさいやつの認識しかなかったわ!」

ま、いっか。多分記憶違いだな。

「俺のことそんなふうに思ってたの?……」

なぜか宍戸蓮斗が沈んでいた。

「あ!蓮斗が言ってた子ってこの子?初こ…「おい!言うな!!」

宍戸蓮斗が慌てて友達の口を塞いだ。

「とーにーかーく!ジュースを人にかけたことを謝ってほしいの!
早くしてくれないとパンがなくなっちゃう!」

「あ、ごめんね!ななちゃん。」

「謝るんならいーけど。あーあ、今日体育ないからジャージないのに…」

「あ、ななちゃん!俺のジャージ貸してあげる!」

「え、別にいいんだけど。アキに借りるし。」
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