背中合わせ、そこから一歩。



メッセージでくだらない話をだらだら続けるのは、正直時間の無駄だって思ってるし苦手なんだけど、先輩との会話はやっぱり特別だった。


途切れさせたくなくて、頑張って話題を作って話し続けた。


メッセージでの話の続きを、バイトのシフトが重なった時に、暇さえあればここぞとばかりに話すことがその頃の私の幸せだった。



先輩とメッセージのやり取りを始めて2ヶ月くらいたったころ、


ー付き合って。ー


またひとつ、話が終わって、次の話題を考えていた時に先輩から送られてきたその言葉。



< 13 / 49 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop