背中合わせ、そこから一歩。
なんだか、気がきくというかなんというか、
本当にちょっとしたことなんだけど
食べ物が来た時にお皿をずらしたり、
人が何をやりたそうにしてるかを表情や目線から読み取って、そうできるようにしてあげてたり…。
された人もそのことに気づけないくらいに
しれっと気を配っている彼の姿に気づいてからは
もう目が離せなくて、なんだか胸の奥が疼いて
久々なこの感じに自分でも戸惑っていた。
こんなにも心が優しい人、これからどこ探してもきっといないだろう。
そう思った。