背中合わせ、そこから一歩。



今の私には

離れていく彼を

止められなかった。
止める資格がないと思った。



いつからかこんな私になってしまっていた
自分に腹が立って、
涙が止まらなくなった。




ごめんなさい。

そんな想いで彼の背中を
ただただ見つめた。






四歩

-fin-

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