背中合わせ、そこから一歩。
あとがき
こんにちは。
蒼井 奏といいます。
このお話を読んでくださり、
ありがとうございました。
別れがテーマの短編集で、
多くの読者様が好きであろう胸キュンや恋の始まりとはかけ離れた、どちらかといえば落ち込んでしまうようなお話だったのにもかかわらず、ここまで読んでくださったことに心より感謝します。
最後まで読んでいただいて、なにか、この中に出てくるお話に通じるものがあったり、ご自身の経験をこの中の一つのお話として考えてみたりしていただけでしょうか。
恋は始まったとき、永遠に続くと思いたいものだとおもいます。だけど、少しのきっかけだったり積み重ね、相手の心が離れていったりすることで、終わってしまう恋が大半です。いつのまにか背中合わせになってしまって、どちらかでもそこから一歩踏み出せば、別れとなります。
だけど、いつかは永遠の恋に巡り会えるのではないでしょうか。
お話の中に登場した人たちも、私の中ではみんな、永遠の恋に巡り会い、今幸せになっています。
永遠の恋に巡り会う過程にある、さまざまな別れを描くことで、いつかくる永遠の恋に想いを馳せていただけたらとおもいます。
今、辛くても、必ず幸せな未来はやってきます。そう思うと、こんな一つの別れなんて、はやく乗り越えてやろうって思えてきませんか?
暗い話でも、これからを考えると前向きになれる。この小説を読んでそんな風な気持ちになっていただけたらと思っています。
本当にありがとうございます(*^^*)
最後に、この短編集のお話の中から、どれかを長編で描こうと思っておりますので、よろしければ感想の方でご希望をお聞かせいただきたいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。またお会いしましょう!