魔法をかけて、僕のシークレット・リリー
「僕が手に入れたのは、魔法が使えるシンデレラ」
「私の隣で微笑むのは、シンデレラみたいに美しい王子様」
君と僕とで新しいおとぎ話をつくろう。誰も退屈させない、この世界にたった一つしかないお話を。
だから、ねえ、お願い。
魔法をかけて。僕の、僕だけの、シークレット・リリー。
Fin.
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「ただいま。奈々ちゃん」
七年前、いなくなった幼馴染が、
この町に帰ってきた。
◇
「お願いだから、もう会いに来ないで」
此花 奈々(Konoha Nana)
×
「僕、もうどこにも行かないよ」
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◇
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「ずっと一緒にいたいよ。
それって、好きってことじゃないの?」
.
・
*
やっと会えたね
ハロー、私の、愛しの
インスタントヒーロー
*
・
.
「二人でいれば、なんにも怖くないよ」
これが私たちの
限りなく優しく、限りなく残酷な終着点だ。
きゅうう 様
もも 様
素敵なレビューありがとうございます◎
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傷つかなければ分からない
傷つけなければ分からない
痛みとは、そういうものだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「僕につきまとって楽しい?」
偏屈なワケあり元部員
犬飼 航(いぬかい わたる)
×
「航先輩の世界を、私に教えて下さい」
無邪気な美術部員
美波 清(みなみ さやか)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ずっと気になってました。
あの絵を描いたのはどんな人なんだろうって」
嫌だったんだ
誰にも知られたくなかったんだ
汚い 醜い 見苦しい
それでも
自分の中にも綺麗なままの感情はあって
一つずつ、丁寧に拾い上げたのは――
𓈒
◌
☂︎
いちごのソース 緑色のスカート
青い空 ピンクのカーネーション
くすんでいた僕の世界は
君を通して鮮やかに色付き始めた
「約束しよう」
大丈夫
僕だけは君の世界を守る
当たり前のように許容される世界を
僕はつくりたい
.
「あなたに、出会えて良かった」
.
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惹かれた、というよりも
絆された、といった方が
正しかったかもしれない
とにもかくにも
遊び人だったクラスメートが
彼氏になりました。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ツンデレ / さばさば 彼女
西本 加夏(Nishimoto Kana)
×
健気 / 激重 彼氏
津山 岬(Tsuyama Misaki)
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「……西本さん、俺のこと、嫌い?」
いつも不安そうに確かめる彼に
少しだけ、腹が立って
「ねえ、手繋いでいい?」
初心なふりして伺いを立てる仕草を
可愛い、とか思ってしまって
「この前だって、あの人に触られてた」
ちょっとしたことですぐ不機嫌になる。
.
.
これはきっと、彼の純情と私の怠惰
僅かに芽生えたあの日から
しっかり根付いた今日までの
遠くてもどかしい回り道
.
.
「俺を捨てないで」
・・・・・・・・・・
Attention!
この物語は、法律・法令に反する行為を
容認、推奨するものではありません。
未成年の飲酒は法律で禁止されています。
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