【短】ライフレター
愛乃が手紙をくれるのは、普通の授業が終わった後の休み時間も。
『創嗣へ
私のクラスはさっき、英語の授業だったよ。
先生の髪型がいつもと違った気がするんだけど、やっぱりカツラってウワサ本当なのかなぁ?
今度創嗣聞いてきてよ!カップケーキ作ってあげるからさ!!
愛乃より』
「んな事出来るかって怒られても、ふて腐れるクセは直せよな」
苦笑いを浮かべながら、自分の茶色の髪を掻き上げた。
愛乃はふて腐れると、餅みたいに頬を膨らませるクセがある。
この手紙の便箋が餅柄だったのは、偶然だと思いたい。
『創嗣へ
私のクラスはさっき、英語の授業だったよ。
先生の髪型がいつもと違った気がするんだけど、やっぱりカツラってウワサ本当なのかなぁ?
今度創嗣聞いてきてよ!カップケーキ作ってあげるからさ!!
愛乃より』
「んな事出来るかって怒られても、ふて腐れるクセは直せよな」
苦笑いを浮かべながら、自分の茶色の髪を掻き上げた。
愛乃はふて腐れると、餅みたいに頬を膨らませるクセがある。
この手紙の便箋が餅柄だったのは、偶然だと思いたい。